最新情報やバイクユーザーのためのちょっとしたお役立ちネタを140文字以内でつぶやいています。
こんにちは、小倉です。
7月はビッグスクーターを楽しむ最高の季節ですね。
初夏の風を感じながら、通勤に通学に、そしてツーリングと、それぞれのビッグスクーター・ライフを楽しまれていることでしょう。
また、納車されたばかりの『マジェスティ』の慣らし運転の最中という方もいらっしゃることでしょう。

さて、今回は『マジェスティ』の気持ちよい走りを生み出す原動力であるエンジンについてご紹介します。
モーターサイクルショーや試乗会などで、「なぜDOHCエンジンにしなかったのか?」というご質問をいただきました。OHCエンジンにした理由をエンジン設計部の青山に語ってもらいます。
こんにちは、青山です。
『マジェスティ』のエンジンをOHCにした理由、それは、前回お話した“気持ちよさ”の実現に加えて、ビッグスクーターの大命題の一つである利便性を両立させるためなのです。
まずはエンジン設計に至るまでの過程からご紹介しましょう。
エンジンの設計は車体の大きさを決めることから始まります。
以前、南雲も言っていましたが、ビッグスクーターのサイズは小さすぎると所有感がない。大きすぎると街中での取り回しに不便。じゃあ一番丁度いいサイズは何かというと『マジェスティC』の大きさなんですね。
このサイズから外れないように、収納を始めとした利便性を高め、デザイン面でも革新性を持たせる、そしてエンジンも新しいものにする。クリアすべき問題は山積みでした。
さて、車体の大きさを決める際、最初に手をつけるのはどこだと思いますか?
それはタイヤなんです。
ビッグスクーターはユニットスイングなんでタイヤがエンジンについている。だからタイヤの大きさで駆動系の大きさが決まってしまうんです。
何インチにするか、幅はどれくらいにするか。そして、タイヤは走り出すと遠心力でふくらんでくるので、このことも考慮しなければならない。
次に手をつけるのはメイントランクの容量。この2つが決まると自然とエンジンが収まるスペースが決まってきます。
ご存じの通り、『マジェスティ』のメイントランクの底面は、ほぼフラットな形状をしています。

収納にゆとりがある分、エンジンを納めるスペースは小さくなる。カムシャフトが2つあるDOHCエンジンではヘッド部分が大きすぎる。ということで、コンパクトなOHCエンジンを選んだという理由が一つ。
もう一つの大きな理由は、以前にもお話した“気持ちよい”走りを実現するためです。
DOHCエンジンは高回転で高出力なエンジンを作り出すことが可能です。実際、スーパースポーツと呼ばれているバイクのほとんどがDOHCエンジンを採用しています。
でも、『マジェスティ』が目指す走りの特性は、あくまでも“常用域での気持ちよさ”。

この“常用域での気持ちよさ”を実現できるエンジン、それがOHCエンジンなのです。
“気持ちよさ”を感じるときは加速を感じているときですよね。加速感の源であるトルクを感じることができるエンジン。これが“気持ちいい”走りを生むエンジンなんです。
OHCエンジンはカムシャフトでロッカーアームを動かし、バルブの開け閉めをするという構造上、DOHCエンジンよりもバルブのストロークが大きく、その分、空気をたくさん取り込めるんです、それも低い回転で。
空気をたくさん取り込めるということは、燃焼力も高くなり、結果トルクも感じられるというわけ。
低回転からトルク出せて、しかもコンパクトなエンジン。
『マジェスティ』に乗せるエンジンとして最もふさわしかったのがOHCエンジンであった、というわけです。
再び小倉です。
なるほど、OHCエンジンのほうが常用速度域で、より“気持ちよさ”を感じられるわけですね。
全国8箇所で開催した試乗会では、新設計OHCエンジンが生み出す、『マジェスティ』の“気持ちいい”走りを、体験していただけましたか?
まだ体験してない! という方、お近くのYSPで試乗してくださいね。
マジェスティ 試乗店一覧
![]()
このエントリーのトラックバックURL:
http://blog.yamaha-motor.jp/cgi-bin/mt-tb.cgi/1480