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HPIが造った1/6サイズのVMAX─その2

2010年05月26日 12:00 カテゴリ:VMAX

こんにちは。ヤマハ発動機販売の加藤です。

今回は、5月14日のエントリーに引き続き、1/6スケールのVMAXを作り上げた『HPI Japan/エイチ・ピー・アイ・ジャパン』の高林さんによる“1/6スケールVMAX(以下1/6VMAX)の開発裏話その2”をお届けします。

(株)HPI Japanの高林さん
↑(株)HPI Japan/ミニカー事業部 部長の高林さん。

また今回の写真は、できるだけ同じ角度で撮影した1/6VMAXと本物のVMAXの各ディテールをお楽しみ下さい。

──ヤマハ開発陣とはどんなやりとりがありましたか?
高林「VMAXの1/6スケールを造りたいと相談に行ったとき、すぐに快諾いただきました。それからしばらくして、VMAXを計測用にお借りすることもできました。

1/6VMAXシフトインジケーターランプの裏側も再現

VMAXシフトインジケーターランプの裏側
↑上/1/6VMAX、下/VMAX。メーターやシフトインジケーターランプの裏側もしっかり再現されています。

自分たちのフラッグシップを作るにあたり、国産車で、実車をくまなく取材できる車両が希望でした。そこで実車をお借りできたのは、自分たちにとって最高のシチュエーションでした。

またお互いの会社が近いこともあって、試作品をもって何度もヤマハに足を運びました。その都度、10人を越える開発関係者にサンプルを見ていただき、意見をもらいました。それはもう真剣に、実に細かいところまで(笑)。フラッグシップとは言え商品ですので、最初は多少のコスト意識もあったのですが、熱いご意見を聞いているうち、その考えは捨てましたね(笑)」

1/6VMAXシート

VMAXシート
↑上/1/6VMAX、下/VMAX。赤いステッチはもちろん、シート側面のシート地パターンも本物と同じ! シートステッチはハンドメイドで入れられています。


──どの部分が難しかったですか?
高林「やはりエアインテークの形状ですね。曲線を再現するのは本当に難しい。また細かい部分ですが、ハンドルのテーパー具合やマフラー下/継ぎ目部分の焼け具合、それにサイレンサー付け根部のチャンバー室やオイルフィルターも再現しています。

1/6VMAXカバー類

VMAXカバー類
↑上/1/6VMAX、下/VMAX。カバー類の微妙な塗り分けによって、素材感もしっかりと表現されています。

1/6VMAX説明無しではどちらが本物か分からない

VMAX説明無しではどちらが本物か分からない
↑上/1/6VMAX、下/VMAX。光の具合が違いますが、説明無しではどちらが本物か分からないほどのクオリティです。

カラーリングは実車のカラーチップをご提供いただき、半ツヤやツヤ消しもしっかり表現しました。外装も、実車と同じようにラメを入れ、シートの赤いステッチも再現しています

これらに関しても、開発者の皆さんから熱い意見を頂いて、反映しました」


──サスペンションも動くんですね。
高林「ガソリンを給油するためのシートの跳ねあげ以外、可動部もすべて表現しています。

ライトを点灯したり、稼働パーツをもっと採用したりすることもできます。でもそのためにシルエットが崩れ、妥協せざるを得ない部分が出てきます。それはしたくなかった。ギミックはすぐに飽きてしまいます。そういう“オモチャ”にしたくなかったんです。

1/6VMAXレバー&スイッチまわり

VMAXレバー&スイッチまわり
↑上/1/6VMAX、下/VMAX。スケールモデルのレバー&スイッチまわりは実に小さなパーツになりますが。素材の質感も含め、忠実に再現されています。

ここまで複雑な造りになると、その組み立て順序も重要になります。1/6VMAXはエンジンを最初に組み立て、それをベースにオリジナルの製造ラインをつくりました。そのチームは10人で構成されています。通常スケールモデルの製造では専用チームを組むことはもちろん10人編成の製造ラインはというのは前例がありませんが、それを確保することで品質を高めているんです」

1/6VMAXエアインテークまわり

VMAXエアインテークまわり
↑上/1/6VMAX、下/VMAX。再現が難しかったというエアインテークまわり。


──ほかに開発に影響を及ぼしたエピソードはありますか?
高林「じつは最終サンプル段階で、プロモデラーの一ノ戸晃治さん(※注:一ノ戸さんはバイクモデリングのスペシャリスト。ホビー誌などで人気のプロモデラーさんです)にモデリングを依頼しました。着色前のパーツ500点とVMAXの写真を送っただけなんですが、私たちの想像を越えるクオリティで仕上げていただきました。

一ノ戸晃治さんのモデリングは、塗装はもちろんのこと、ホース類の取り回しがじつに上手いんです。その車両を工場に持ち込み、それを参考にして1/6VMAXの完成度を高めました。マフラー下/継ぎ目部分の焼け塗装は、一戸さんの手法を参考にした代表的な部分ですね」

左/1/6VMAX右/VMAX二重になった排気口
↑左/1/6VMAX、右/VMAX。二重になった排気口もしっかりと再現されています。コレも説明無しだと、判別できませんね。


──1/6VMAXを気になっている方にメッセージをお願いします。
高林「デスクの上に置いた1/6VMAXを見ながら、部屋の中でもVMAXを楽しんで欲しいですね。そんな楽しみ方にも十分応えられるモデルに仕上がったと思います。とくにVMAXオーナーの方に手にしてもらいたいです。

最近は、ほかのモデルも見てみたいという声を頂き、とても嬉しいです。

次はチェーンやスポークなど、よりオートバイらしい表現にもチャンレンジしたいですね。」


加藤です。
見れば見るほど、HPIの1/6VMAXの凄さに驚いてしまいます。

HPIの1/6VMAXに関するお問合わせ先は下記「HPIジャパン カスタマーサービス」まで。
VMAXの現車のご確認は、全国のVMAX取扱店で順次店頭試乗会及び展示会が開催されておりますので、是非足をお運びいただければと思います。

次回は1/6VMAの開発に協力したヤマハスタッフの声をお届けします。

※1/6VMAXに関する詳細は(株)HPIジャパンにお問い合わせ下さい。
■HPIジャパン カスタマーサービス TEL:053-432-6155

【関連リンク】
・HPI-Racingの1/6VMAXスペシャルサイト
・VMAXスペシャルサイト
・VMAX店頭試乗会及び展示会

【関連記事】
・HPIが造った1/6サイズのVMAX─その1
・VMAX試乗会(オートポリス)レポート

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